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令和7年度第1回研修会

本日は、福井県歯科医師会館3階大ホールにて、令和7年度第1回研修会を開催いたしました。

研修会はDH-KEN を使用して 「歯科衛生ケアプロセス(歯科衛生課程)」について集合型研修会を行いました。

歯科衛生課程とは「対象者の抱えている問題を明確化し、問題の解決方法を計画し、介入していくために必要な一連の思考と

行動のプロセス」のことで、アセスメント、歯科衛生診断、計画立案、介入、評価、記録の6つの構成要素で成り立 っています。

講義では模擬症例を用いながら具体的にどのようにしていけばいいのかを学んでいきました。

対象者の情報 を整理しながら順序立てて行うことで問題となっていることが明確化し、根拠あるケア計画の立案と実践ができる

ことが 分かりました。 また、歯科衛生介入時にスケーリングやブラッシング指導にとどまらず、対象者の口腔内の変化や病気に

対する考え方 を観察することで他職種との連携、共通の認識をもつことができるので、観察するということはとても大切なことだ

と再 認識しました。

現在の歯科衛生士は、患者のニーズに応じた個々の関わりを持ち、包括的に考え行き当たりばったりではなく予測した 行動、根拠

をもった行動が必要となってきています。日々の業務の中で改めて歯科衛生課程の考え方を取り入れていくこ とは難しく感じるか

もしれませんが、まずは1人の患者さんからやってみるという気持ちが大切ですね。