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研修

今日は、越前市で研修会がありました。

口腔機能の発達と衰退を、市民公開講座という事もあり、写真や動画などを取り入れながら、難しい内容を分かりやすく、説明してもらえました。
人のライフステージに合わせ、生まれてから看取りまでの口腔機能を知り、どの部分が問題なのかを評価していくことが、歯科医療従事者として重要です。
又、老化は足腰からではなく、口から始まり、フレイル症状の中で比較的早期に見られる老化サインの一つが「オーラルフレイル」であり、滑舌の低下やわずかなむせなど「ちょっとした衰え」を放置したり処置しないままにしておくと、心身の機能低下までつながる「悪循環」に陥ってしまう可能性が高いとありました。普段関わる方(患者さんや利用者)のちょっとした変化を「あれ?」と気付くことがとても重要であり、改めて私たち歯科衛生士の役割は大きいと感じました。
オーラルフレイルに関する、評価方法やトレーニング法も合わせて教えていただき、明日からの仕事に役立つ内容でした。
「これからの歯科は何が出来るか」では、「高齢だからしょうがないではなく、気負わず相談して欲しい。」と会場へ語りかけていました。